RAMMSTEIN 「VOLKERBALL」

RAMMSTEINの「REISE, REISE」に伴うツアー。そのフランス公演を中心に、イギリス、日本(クラブチッタでのショーケースギグ)、ロシアでの映像をフィーチャーしたライヴ盤。色んな仕様が出ているけれど、私が入手したのは2DVD+1CDのスペシャルエディション。CDにはフランス公演分が収録され、DVDのうち一枚はドキュメンタリー。輸入盤だけど日本語字幕もついているので安心。


VOLKERBALL / RAMMSTEIN (2006)

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TRIVIUM 「THE CRUSADE」

TRIVIUM躍進の一枚になるであろう渾身の最新作「THE CRUSADE」。今年IN FLAMESに続いて、一聴した瞬間に胸が熱くなり思わず拳を握り締めた、正真正銘のヘヴィメタルアルバムだッ!

TRIVIUMがこんなバンドになるなんて、誰が想像しただろうか。メタルの比重が高かったとはいえ、"メタルコア"という結局は中途半端なジャンル名で括られていた彼ら。自らヘヴィメタルバンドであることを高らかに宣言したかのようなこのアルバムは、何かが起こることを予感させる、全ヘヴィメタルファン必聴の力作。


THE CRUSADE / TRIVIUM (2006)

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IRON MAIDEN 「A MATTER OF LIFE AND DEATH」

ブルース復帰、トリプルギターの6人編成となってから早3作目となる、IRON MAIDENの「A MATTER OF LIFE AND DEATH」。

1周聴いたときの印象は、IRON MAIDEN史上最悪だったかもしれない。起伏に乏しい、メロディが弱い、地味・・・ポジティブな言葉は一切思い浮かばなかった。1stシングルとしてはあまりに地味な(7)"The Reincarnation Of Benjamin Breeg"を、アルバムに先駆けて聴いたときに感じた不安が的中した落胆。1曲目こそいつも通りテンポ良く始まるものの、中核を成す楽曲群は、長い上にミドルテンポ中心で、どこまでが1曲なのか、気を抜くと分からなくなってしまうほど、モノトーンに塗り固められている。

ところが・・・


A MATTER OF LIFE AND DEATH / IRON MAIDEN (2006)

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SLAYER 「CHRIST ILLUSION」

善良な市民が手にとるのをためらうような、凶悪極まりないアートワークで登場した、SLAYERの新作「CHRIST ILLUSION」。

最初のリフが流れ始めた瞬間にSLAYERと分かる個性には脱帽。これだけエクストリーム・ミュージックが氾濫している中にあって、唯一無二の存在として、SLAYER独自の個性は全く揺らいでいないことに、尊敬の念すら沸いてくる。これより重くて凶悪な音楽はいくらでもあるのに、このドッシリとした重量感、怒涛のスピード感、終始一貫して漂う邪悪な雰囲気は、彼らの音楽でしか味わうことはできない。


CHRIST ILLUSION / SLAYER (2006)

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WOLFMOTHER 「WOLFMOTHER」

オーストラリア出身の話題のニュー・バンド、WOLFMOTHER。いやー、きてるねぇー。間違いなく今年の大きな収穫の一つだよ。

ルックスからして、70年代オタク丸出し。当然、音楽は70年代そのもので、当時のハードロックの美味しい部分を満載。


WOLFMOTHER / WOLFMOTHER (2006)

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SKID ROW 「SLAVE TO THE GRIND」

SKID ROWとしては最後となった、'95年の来日公演。ベイNKホールで観たバズこと、セバスチャン・バック(Vo.)のハイパー・テンションが忘れられない。開演前からファンのテンションも異様に高かったけど、それを登場の瞬間から軽々と超えたバズのハイテンションなパフォーマンスは、その恵まれた容姿と相まって、いまだに強烈な印象として脳裏に焼きついている。


SLAVE TO THE GRIND / SKID ROW (1991)

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TOKYO DRAGONS 「GIVE ME THE FEAR」

日本盤の発売が決定した英国のバンド、TOKYO DRAGONSのデビュー・アルバム「GIVE ME THE FEAR」。

バンド名やアートワークのイメージ通り、B級的なチープさを感じさせる、シンプルでルーズで汗臭いハードロック。凝ったアレンジも、捻ったメロディもなく、そこそこキャッチーさを保ちつつ、ひたすら突進・突進・突進の一枚。なんだか、現代の新人バンドとは思えないくらい、古臭い音で、KISSAC/DCといった感じかな。


GIVE ME THE FEAR / TOKYO DRAGONS (2005)

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DISSECTION 「REINKAΩS」

DISSECTIONの11年ぶりの3rdアルバム、「REINKAΩS」。

かつて残した2枚のアルバムは、メロディック・ブラックメタルの代表作として語りつがれている。ブラストビートに乗る焦燥間を煽るようなスピーディなリフは、禍々しい雰囲気を醸し出しつつ叙情的なフレーズが絡められ、絶叫型デス声ヴォーカルと相まって、背筋が凍るような感覚を覚えた記憶がある。

ところがこの新作、完全に違うバンドの音になっていて、ビックリ。


REINKAΩS / DISSECTION (2006)

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ROADSTAR 「GRAND HOTEL」

HURRICANE PARTY 改め、ROADSTARのデビュー・アルバム。
何のギミックもない、ただただ真面目なハードロック。英国産ではあるものの、最近ではSILVERTIDE、少し前ならTESLAといったアメリカン・ハードロックの匂いがする。

躍動的なリズムと骨太でガッツィーなリフ、男気一杯の力強いヴォーカル。時折、ボン・スコットのような声を聴かせるせいか、AC/DCを想い起こさせることもしばしば。


GRAND HOTEL / ROADSTAR (2006)

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BACKYARD BABIES 「PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE US」

THE HELLACOPTERSのフロントマンにして、バンドとは旧知の仲であるニッケ・アンダーソンをプロデューサーに迎えた、BACKYARD BABIESの通算5枚目のスタジオアルバム、「PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE US」。目下、今年一番のヘヴィ・ローテーション中なのであります。


PEPLE LIKE PEOPLE LIKE PEOPLE LIKE US / BACKYARD BABIES (2006)

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QUEENSRYCHE 「OPERATION:MINDCRIME Ⅱ」

QUEENSRYCHEの1988年の作品、「OPERATION:MINDCRIME」を体験した者にとって、今年一番の期待作であろう続編がついに登場。

Part1は、コンセプトだとかストーリーだとかいったお膳立てを抜きにしても、構成する楽曲全てがそれ単独で素晴らしいHR/HMナンバーだった。その楽曲群がストーリーに沿って並べられ、効果的なSEが挿入されることで、各シーンのヴィジュアルが脳内に像を結び、目の前に情景が浮かんでくるような感覚。聴き流すという行為が不可能なまでに、自然と作品に引き込まれてしまうような、他では味わえない魅力を持つ、歴史に残る名盤だった。

「もしかしたら・・・」という期待と、「どうせ・・・」という諦めが混在する中で、手にした「OPERATION:MINDCRIME Ⅱ」。

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OPERATION:MINDCRIME Ⅱ/ QUEENSRYCHE (2006)

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Hi-STANDARD 「MAKING THE ROAD」

酷く疲れているときや、気分の落ちこみが激しいときは、元気な音がうざったくて、陰鬱な音楽やメロウな音楽でとことん沈む方が心地良かったりする。でも、まだ頑張れそうな気力が残っている、ちょっとした疲労感のときは、元気溢れる音楽が聴きたくなる。

そんなときに聴くCDの一枚がコレ。我らが日本のHi-STANDARD、1999年発表の3rdアルバム「MAKING THE ROAD」。個人的な殿堂入りを果たした一枚でもある。


MAKING THE ROAD / Hi-STANDARD (1999)

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LEATHERWOLF 「STREET READY」

ブログを始めてから、久しく聴いていなかった旧譜を引っ張りだしてきて聴くことが増えた。今回紹介するバンドもその一つ。その名はLEATHERWOLF


STREET READY / LEATHERWOLF (1989)

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WHITESNAKE 「WHITESNAKE」

WHITESNAKEの来日が決まった。・・・といっても若い人は興味がないかも知れない。おとうさんはもちろん観に行きます。

ということで、ある程度の年齢層のHR/HMファンなら、必ず聴いたであろう歴史に残る超名盤、1987年の「WHITESNAKE」を紹介。


WHITESNAKE / WHITESNAKE (1987)

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IN FLAMES 「COME CLARITY」

既に、いたるところで絶賛の嵐が吹き荒れている、IN FLAMESの8枚目となるニューアルバム、「COME CLARITY」。

確かにコレは凄いッ!!


COME CLARITY / IN FLAMES (2006)

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22-20s 「22-20s」

英国の22-20sが解散したらしい。

若いくせに、やけに渋くてカッコいい音を聴かせてくれるバンドで、2ndアルバムをずっと楽しみにしていたのに、残念・・・。


22-20s / 22-20s (2004)

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GINGER 「VALOR DEL CORAZON」

何を血迷ったかBRIDES OF DESTRUCTIONに入ったジンジャーが、あっという間に脱退した後に製作したソロアルバム、「VALOR DEL CORAZON」。

MySpaceで先行発表されていた2曲を聴いた時点では、おセンチなバラード系が主軸になるものと予想していたけれど、「カントリー、ゴスペル、ロックンロール、ブギー、リフ満載の曲やポップ/パンク/メタルの曲等、ありとあらゆるジャンルを網羅している」と本人も語る通り、実にバラエティ豊かな仕上がり。


VALOR DEL CORAZON / GINGER (2006)

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HELLOWEEN 「KEEPER OF THE SEVEN KEYS - THE LEGACY」

ずいぶん出遅れた感があるけど、私自身思い入れの深いバンドだけにレビューしないわけにはいきません。HELLOWEEN注目の最新作、「KEEPER OF THE SEVEN KEYS -THE LEGACY」であります。

思えば、「KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART1/PART2」は、歌メロはもちろん、ギターソロまで唄えるくさいメロディ満載で、強烈なインパクトを与えてくれたアルバムだった。特にメタル初心者の域を出ていなかった私にとって、リアルタイムでその出現と躍進を体験できたことに対する喜びは大きかった。私自身と同時進行で成長してきたバンドとして、なんとなく大事に思っているし、アンディ加入後初の来日公演は、今の奥さんをデートに誘う最初の口実になったという意味でも、個人的には人生の転機を生み出した重大なバンドなわけです。


KEEPER OF THE SEVEN KEYS - THE LEGACY / HELLOWEEN (2005)

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pintSIZE 「FIVE FEET...NO INCHES」

謎のバンドpintSIZE。いやー、こりゃ楽しい音だねー。

イントロとなるインスト(1)"Pillage The Village"は、JUDAS PRIESTの"Hellion"を想い起こさせる大仰なギター・ハーモニーを響かせて、予備知識ナシに聴いたら、次は"Electric Eye"みたいな、さぞかしカッコいいメタル・ソングが・・・とワクワクすること間違いなし。


FIVE FEET...NO INCHES / pintSIZE (2005)

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THE DARKNESS 「ONE WAY TICKET TO HELL ... AND BACK」

英国での人気に比べると、日本では今ひとつ盛り上がりが足りない気がするTHE DARKNESS。試金石となる2ndアルバム「ONE WAY TICKET TO HELL ... AND BACK」が到着。

ジャスティンのあのルックスで、このファルセット。かなりアクが強いバンドだよね。日本で今ひとつ盛り上がらない理由は、そこにあるんだと思うけど、一聴しただけで敬遠している人は、是非繰り返し聴いてみて欲しい。同じようなアルバムを沢山聴くより、強烈な個性を持つ音に触れた方が感動が大きいってもんだ。


ONE WAY TICKET TO HELL ... AND BACK / THE DARKNESS (2005)

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SYSTEM OF A DOWN 「HYPNOTIZE」

MEZMERIZE」を聴いた誰もが待ち焦がれたであろう後編、「HYPNOTIZE」。今年最大の注目株の一つ、SYSTEM OF A DOWNの最新作がついに到着!!

いきなりのブラストビートで呆気にとられたかと思えば、突然の急ブレーキ、再加速して急降下という、ジェットコースターの如き"Attack"で幕を開ける。

途中、フレディ・マーキュリーが残した「ガリレオ ガリレオ フィガロ・・・」に勝るとも劣らない、「バナナ バナナ バナナ・・・テラコッタ パイ ヘイッ!!」という、強烈なフレーズを連呼する(9)"Vicinity Of Obscenity"で狂気を垣間見せる以外は、全体的にメロウな雰囲気が支配していて、メロディアスな曲が揃っている。戦争、悪政、ドラッグ・・・世の中の負の要素に向けられた怒りが、強烈な哀しみを伴って胸に迫る。


HYPNOTIZE / SYSTEM OF A DOWN (2005)

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「HYPNOTIZE」全曲試聴

間もなくリリースされるSYSTEM OF A DOWNの「HYPNOTIZE」。MTV.comの先行試聴コーナー"THE LEAK"で全曲試聴ができます。今すぐココへ!

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CATHEDRAL 「THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS」

CATHEDRALの8枚目となる最新作「THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS」。

個人的には、2nd「THE ETHEREAL MIRROR」の"Ride"や"Midnight Mountain"、3rd「CARNIVAL BIZARRE」の"Hopkins"くらいキャッチーな音を期待して、ずっと心待ちにしているんだけど、ここ数作は今ひとつピンと来なかった。今回は、そこまでキャッチーではないけれど、かなりヴァラエティ豊かな曲が揃っていて、いい感じ。


THE GARDEN OF UNEARTHLY DELIGHTS / CATHEDRAL (2005)

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RAMMSTEIN 「ROSENROT」

RAMMSTEINの新作「ROSSENROT」が、前作「RISE, RISE」の日本盤と同じアートワークという不思議な仕様で登場。こりゃどういうことですか? その上、日本盤のリリース日程が発表されないし・・・

一夜限りのショーケースとはいえ、絶賛のライヴを見せつけた勢いを、新作に繋げてくれればいいのに、ユニバーサルは何をやってるんでしょうか。前作のセールスが伸びていないせいだとすれば、それはあんなに遅れたあんたが悪い。欲しい人は輸入盤購入済みで当たり前。今回もそうなっちまいますぜ。


ROSENROT / RAMMSTEIN (2005)

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BULLET FOR MY VALENTINE 「THE POISON」

EPに続いて、いよいよリリースとなった英国の新星BULLET FOR MY VALENTINEの1stアルバム「THE POISON」。

EPが結構気に入ってたので、楽しみにしてたんだよね。まずは期待通りのデキ。単純に、カッコイイです。

クリーンなヴォーカルとスクリームが入り乱れるあたりの表層部分は、メタルコアという意味不明な言葉で十把一絡げにされている流行のバンド群に近い。ところが、その手のバンドと決定的に違うのは、スラッシーなリフやメロディアスなソロが満載で、そこにツインギターの絡みやハモリが多用されている点。ところどころで、オッ!と耳を惹くフレーズが出て来るのが、往年のメタルファンには楽しい。


THE POISON / BULLET FOR MY VALENTINE (2005)

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TURBONEGRO 「PARTY ANIMALS」

OPETHにハマった反動か、その対極とも言える単純明快なロックンロールに浸ることが多くなってきた今日この頃。今回のネタも単純明快の極致、北欧の変態ロックンローラー、TURBONEGROの新作「PARTY ANIMALS」。前作「SCANDINAVIAN LEATHER」で日本デビューを果たしたのに、早くも日本盤見送りですか? B!誌のHIMのインタビューや、O女史のコラムで見つけなかったら、リリースされてたのに気づかなかったよ。


PARTY ANIMALS / TURBONEGRO (2005)

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JOHNNY PANIC 「THE VIOLENT DAZZLING」

THE GLITTERATIの記事で触れたIN THE CASTLE出演バンドで、実は最も気になっていたバンドがJOHNNY PANIC。そのデビューアルバム「THE VILOLENT DAZZLLING」の日本盤が、本国イギリスに遅れてついに登場。

デビューアルバムにしてこの完成度、恐るべし! なんたってメロディの充実度が凄い!!


THE VIOLENT DAZZLINGJOHNNY PANIC (2005)

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BUCKCHERRY 「FIFTEEN」

"再結成第一弾!"なんてアルバムは、だいたいロクでもない場合が多いので、はなから期待しないことにしている。素晴らしい作品を残した直後の解散だった場合には、当時のイメージが脳内で美化されているからなおさら。

ということで、再結成BUCKCHERRYの新作「FIFTEEN」も期待していなかった。前作の「TIME BOMB」は、異様なテンションの高まりを感じさせる破壊力全開の曲と、"ポップ"といっても差し支えない超キャッチーな曲がごった煮状態となって、物凄いパワーを感じさせるアルバムで、かなり気に入って聴きまくってた。だからなおさら、新作には期待しない方がいい、と自分に言い聞かせていたわけ。解散後のジョシュ(Vo)のバンドJOSH TODDが、全く面白くない音だったこともあったしね。


FIFTEEN / BUCKCHERRY (2005)

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THE GLITTERATI 「THE GLITTERATI」

9月に英国で行われたTHE WiLDHEARTSをヘッドライナーとしたフェスティバル"IN THE CASTLE"には、個人的に気になる若いバンドが多く出演していた。THE EIGHTIES MATCHBOX B-LINE DISASTERHURRICANE PARTYTOKYO DRAGONSJOHNNY PANIC・・・などなど。

その一つが英国期待の新人バンドTHE GLITTERATI。この度遅ればせながら、そのデビューアルバムを購入。国内盤のリリースはなかったけれど、リリース当時は日本のショップでも目立つようにディスプレイされていたんで、気になってたんだよね。


THE GLITTERATI / THE GLITTERATI (2005)

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SYSTEM OF A DOWN 「MEZMERIZE」

11月にリリースされるSYSTEM OF A DOWNの新作「HYPNOTIZE」。これは、前作「MEZMERIZE」に続く第2部。・・・なんていう能書きは既にご存知のことと思いますが、まだ「MEZMERIZE」を聴いていなければ、今からでも遅くない。今年必聴、いや歴史に残る1枚になること間違いなしの名盤なので、即ゲットすべし! 意外に純なHM/HRファンは聴いていないんじゃないかな。


MEZMERIZE / SYSTEM OF A DOWN (2005)

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THE RASMUS 「HIDE FROM THE SUN」

高品質な"泣き"の応酬で傑作となった前作「DEAD LETTERS」の基本路線はそのままに、より豪華なサウンド、よりヘヴィでダイナミックなアレンジでマイナーチェンジ。またしても捨て曲なしの強力盤に仕上がったTHE RASMUSの「HIDE FROM THE SUN」。いよいよ日本でも人気爆発となりそうな予感。

特別凝った構成で仰々しく盛り上げるわけではなく、一曲一曲は、実にシンプルな構成。しかし、哀愁たっぷりのハスキーなヴォーカルが、感情の起伏を表現する絶妙なアレンジのサウンドにのって、聴き手の感情に揺さぶりをかけてくる。

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HIDE FROM THE SUN / THE RASMUS (2005)

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OPETH 「GHOST REVERIES」

OPETHの新作「GHOST REVERIES」。凄すぎです・・・。

実は彼らの音は、このアルバムが初体験なんだけど、もっと早く聴いておくべきだったと後悔。

プログレッシブ・デス・メタル、なんて表現されている彼ら。しかし、プログレとデスがくっついたなんて次元じゃなくて、互いの要素が高いレベルで完全に融合したオリジナリティ溢れるサウンド。「デスボイスとクリーンボイスの使い分け」、「凶悪リフと流麗なメロディの対比」、なんて簡単な表現で語れるレベルを超越してるし、こんなバンド他にいないでしょ。日本ではあまり話題にならないのはナゼ?もっと評価されていいんじゃないの?


GHOST REVERIES / OPETH (2005)

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ALICE IN CHAINS 「FACELIFT」

2002年のレイン・ステイリー(Vo.)死去により、復活の道が絶たれたALICE IN CHAINS。そのデビューアルバムは、1990年の「FACELIFT」だった。
続く2ndアルバム「DIRT」は、独自の世界をより完成度の高い楽曲で構築した傑作だけど、初めて聴いたときのインパクトの凄さで、このデビュー作の方が個人的には印象深い。ジャケットも怖いし・・・


FACELIFT / ALICE IN CHAINS (1990)

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CLUTCH 「ROBOT HIVE / EXODUS」

ACCEPTのライヴの帰りに立ち寄ったタワーレコード。試聴機で何気なく聴いたCLUTCHの新譜、「ROBOT HIVE / EXODUS」があまりにカッコよくて、思わず前作とセットでお買い上げ。

以前からバンド名は目にしていたけど、音は一度も聴いたことがなかった。調べてみると、91年デビューの老舗バンドなんだね。いやぁ今まで知らなかったなんて、もったいないなぁ。

乱暴に表現するなら、SPIRITUAL BEGGARSGRAND MAGUSのメロウな部分を抑えて、乾燥させたような印象。歌もJBや、MONSTER MAGNETデイヴを足して2で割ったような感じで、これまた男臭くてカッコイイ。彼らのファンなら絶対気に入るはず。(っていうか、SPIRITUAL BEGGARSGRAND MAGUSは影響を受けた方だろうけど・・・)

とにかくブルージーで、グルーヴィー。しかし、グルーヴィーなんて言葉では表現しきれないほど、物凄く図太く振幅のあるウネリが脳髄を刺激する。砂埃の舞う大地に、巨大なハンマーを撃ちつけているかのように、身体中の骨が振動する気がしてくる。

ブンブンうなるベースの上に、これまたブンブンうなる骨太なリフ。少しずつ変化しながら、時にはに大胆に変化しながら、ひたすらリフ、リフ、リフの応酬。これが気持ちいいんだ。もともとHR/HMはリフが肝とされているけど、このバンドは極端とも言えるぐらい完全にリフが主導権を握っている。
このリフを骨格にして、装飾を加えるオルガンの音や歌メロもイイ! 一方でドラムが奏でるリズムは、ダンサブルとでも表現できそうな軽快感を伴っているので、ヘヴィな音でも圧迫感・重圧感みたいなものはなく、ノリの良さが感じられて、またまた気持ちいい。「ストーナー・ロック」と表現される理由が身をもって体験できる音楽です。

しかし、このCLUTCHといい、MONSTER MAGNETといい、この手の音は日本ではイマイチ盛り上がりませんなぁ。いずれも日本盤出てないし・・・なぜだろう?

あれ? SPIRITUAL BEGGARSと来日したことあるんだね。しまった!メチャメチャそそられる組み合わせじゃないか!観たかったぞぉ!


ROBOT HIVE / EXODUS / CLUTCH (2005)

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ARCH ENEMY 「DOOMSDAY MACHINE」

ARCH ENEMY待望のニューアルバム、「DOOMSDAY MACHINE」。

マイケル・アモットのニュー・アルバムを表現する発言に期待はあったものの、最初に飛び込んでくる音が、あまりにもオーガニックなサウンドだったので意表をつかれた。アモット兄弟の真骨頂ともいうべきドラマティックなメロディ全開のインストに、「今回は来るぞーーっ」と否が応でも期待が高まる。

その期待を最後まで裏切らない楽曲の数々。こりゃ傑作です。個人的には、最高傑作と疑わない「BURNING BRIDGES」の後に続くべきアルバムだと思う。あそこまでキャッチーではないけれど、前2作のブルータル一辺倒のシンプル路線に鬱憤が溜まっていた身にとっては、待ち望んでいた音。

アンジェラの声を除けば、至極真っ当なヘヴィ・メタル。テクニカルなリフ、予測不可能な展開、そしてどの曲にも必ず登場する印象的なギターソロ。ゾクゾクします。

多彩な曲作りに影響されてか、アンジェラの歌唱も多少のバリエーションがでてきたかなぁ。それでも平板な歌い方には、相変わらず不満を感じてしまう。今ひとつパワー不足なんだよね。喉だけでごまかしているような、腹筋の力が足りないというか、肺活量が足りないというか、やっぱり女であるが故の限界なのかね。折角の曲の良さがスポイルされてしまっているような気がして残念でならない。

前2作では失われていた彼らのアイデンティティとも言うべき叙情性と暴虐性の対比という構図を考えたとき、今回はリフやソロが叙情性を強く印象付けているのに対し、暴虐性の表現を完全にアンジェラのデス声に負わせている気がする。であれば、バックの音と張り合うだけの強力なヴォーカリストが必要だと思う。フィリップ・アンセルモPANTERA)級の咆哮を聴かせてくれるメンバーが入れば完璧なんだけどね。

ともあれ、SPIRITUAL BEGGARSの「DEMONS」に続いて、傑作を連発してくれたマイケルには感謝感謝。ヘヴィ・ローテーション決定です。

関連記事:
最近のARCH ENEMYって・・・
SPIRITUAL BEGGARS聴くべし!


DOOMSDAY MACHINE / ARCH ENEMY (2005)

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DARKEST HOUR 「UNDOING RUIN」

毎週、MTVの「HEADBANGERS BALL」を観ている。

「へヴィ・メタル、ハード・ロックのミュージック・ビデオを中心にオン・エアする、ありそうでなかったラウド系の専門番組」

なんて宣伝文句なんだけど、HM/HRの定義ってやつは変化し続けてるんだなぁー、としみじみ。

所謂メタルコアってやつですか。激烈爆走リフに乗って、デス声で叫んだかと思えば、正統派メタルちっくなメロディアスなギターソロや、クリーンボイスのキャッチーな歌メロが飛び出したり・・・ この番組でオンエアされるほとんどがそんなバンドで、かつてのスラッシュメタル・ムーブメントが思い起こされる。スラッシュメタルからデスメタルを経て、ここに到達したんだろうね。

ま、伝統的なバンドばかりではシーンも活性化しないし、長い間この手の音楽を聴き続けていると、新しい音が生まれては消えていくのを見るのも、なかなか感慨深くて面白かったりする。
みんな似たような音に聴こえて、すでに粗製濫造状態にあるのかもしれないけど、気になるバンドもちらほら。遅まきながら、マイ・ブームになりそうな気配も感じてたりして・・・

というわけで手始めに買ってみたのが、巷で好評のDARKEST HOURの「UNDOING RUIN」。

いーじゃないの! ヘヴィかつメロディアスに攻め立てるリフにデス声という、北欧系メロディック・デスメタルに近い音。全力疾走一辺倒じゃなく緩急自在な展開で、扇情的なギターソロやアコースティックサウンドも登場したりして、グッとくるねぇ。デヴィン・タウンゼントのプロデュースが効いているのか、奥行きが感じられる高品質なサウンドも好感触。

特筆すべきはラストの"Tranquil"。疾風怒濤のリフ攻撃と、メロディアスなコーラスやギターソロという緩急を繰り返した末に、メランコリックなフレーズでエンディングを迎えるドラマティックな展開。シビレたぞ。

さて次は何を聴いてみるかね。SHADOWS FALLTRIVUMUNEARTHBLACK DAHLIA MUDER あたりが気になるなぁ・・・


UNDOING RUIN / DARKEST HOUR (2005)

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RICKY WARWICK 「LOVE MANY TRUST FEW」

THE ALMIGHTYのフロントマン、リッキー・ウォリックの2ndソロアルバム「LOVE MANY TRUST FEW」。

若干アコースティックの比率が下がったかなぁとは思うものの、前作の路線から大きな変化なし。

1曲目"Jonny Or Elvis ?"は頭のリード・ギターのフレーズがカッコいいし、曲自体も成熟した男ならではの哀愁が漂っていていい感じ。もう少しパワフルにしたら、1stの頃のALMIGHTYになりそう。・・・ということで、期待が膨らんだけど、結局この1曲だけ。

哀愁漂う曲に「いいねぇ」と思うことも多いんだけど、それ以上に妙に陽気な曲が目立ち、ALMIGHTYでのイメージに固執している身にとっては、不満が募る。5曲目、"Anybody Wnat To Waste Some Time ?"の中間部なんか、ニコニコしながら頭上で手拍子している、想像したくもないリッキーの姿が目に浮かんで幻滅・・・。

あーあ、なんだか丸くなっちゃったねー。
リッキーに求めるもの次第では、悪いアルバムではないと思うけど、個人的には、アコースティックでも何でもいいから、もっと男臭い曲で荒々しい演奏を聴かせて欲しいんだよね。

そろそろ、ガツンと行きましょうよ、兄貴。タトゥが泣いてますぜ。


LOVE MANY TRUST FEW / RICKY WARWICK (2005)

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HELLACOPTERS 「ROCK & ROLL IS DEAD」

THE HELLACOPTERSの新作は、意味深なタイトル「ROCK & ROLL IS DEAD」。

どんどんレイドバックしていきますな、この人たち・・・
中身はアートワークから想像できる音そのもの。でもこの音、"気持ちいい"としか表現できない。

ここ数作の路線をさらに前進(後退か?)させた、煙草と酒、それにホコリの匂いが漂ってきそうな、チョー古臭いロックンロールは、今となっては彼らの音楽でしか聴けなくなったわけで、そういう意味では「ROCK & ROLL IS DEAD」っていうのは、当たってるし、彼等自身が唯一無二の存在であるという主張なのかなぁと思う。もう初期の「爆走ロックンロール」なんて形容詞は全く似合わない。

特別どの曲が凄いって訳ではく、どの曲も隙間だらけの音で、ひたすらキャッチーなロックンロール。ほんと、"気持ちいい"の一言。どの楽器も素材の持つ自然な味わいを醸しだしていて、人工調味料の味は全くしない。その上にのる歌メロも肩の力が抜けていてとにかく"気持ちいい"。

ここまで徹底されると、難しいことなんか考えずに、ひたすらその"気持ちよさ"に身を任せるしかない。
意味深なタイトルは、「ロックンロールってのは本来そういうもんだぜ。他にこんなバンドがいるか?」という、現代の装飾過多なロックンロールに対するアンチテーゼ、と私は解釈したけど、果たして真意はいかに?


ROCK & ROLL IS DEAD / THE HELLACOPTERS (2005)

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SENTENCEDのお葬式

SENTENCEDのニューアルバムにして最後の作品、「THE FUNERAL ALBUM」。その名も、「葬式アルバム」ですよ。
今回のアルバムがこのタイトルだと聞いたときには、血の涙を流しながら咽び泣くような、そりゃぁもう壮絶なアルバムになるに違いないと期待して待ってたわけ。なんせ、最期を飾るんだから。

まず1曲目は極寒の大地を思わせるようなSEに続いて、ピアノが悲しいメロディを奏でて、続く2曲目に導く。おもむろに胸の苦しみを振り切るような歌が入る。堰を切ったかのように飛び込んでくるドラムの音、それを合図にして泣き叫ぶようなリフを紡ぎ出すギター・・・

なんて展開を思い描いていたんだけど・・・

1曲目で早速肩透かし。アップテンポで単純にカッコいいメタルナンバーではありませんか。彼らならではの悲しみに彩られたメロディーで進行していくんだけど、とても"葬式"という雰囲気ではない。まだまだ元気一杯って感じ。

3曲目位から、徐々に悲しみの度合いが増していくような気もするが、どうも物足りない。どこが葬式なんだ? で、5曲目で唐突に挿入されたデス丸出しなイントロに、「え?どうした?」と頭の中が疑問符だらけになっていると、1分足らずのインスト瞬間芸だったりして唖然。6曲目からは、また気を取り直して得意のメロディ炸裂。

この浮いている5曲目は何なのかね?もしかして、あれですか? 死ぬ間際に走馬灯のように過去の体験が蘇るってやつ。初期のイメージが蘇ってきちゃったかな?

総じてテンポのいい曲が多くて、劇的な展開を見せる曲もないから、淡々と流れていってしまう感じ。ヴォーカルも少し押さえ気味で、振り絞るようにして切なさを表現するような場面もなく、アッサリ風味だな。

・・・なんて思っているところに、
12曲目でアコギのインスト小曲、"Karu"。ここで、ついに終焉を迎えるんだなぁと、一転してしんみりした雰囲気に。そしてラストの"End Of The Road"。これまたベタなタイトルだなぁー。でも、ラスト2曲の展開こそが、このアルバムに期待していたものなんだな。アルペジオの悲しげな音に乗って、「もう僕はおしまいです」とでも言いたげな暗く悲しい歌で静かに始まり、鐘の音が響く。中間部では女の子のコーラスが入り、エンディングに向かってテンポを上げていく展開。そして最後は消え行くギターのフィードバック音。

もう少し、壮絶なエンディングでも良かった気がするけど、このラスト2曲でやっと期待感が満たされたね。この2曲がなかったら、「THE FUNERAL ALBUM」なんてタイトルが相応しいとは思えなかったに違いない。

必殺の一曲がなくて印象は薄いけど、平均点を超えた佳曲揃いなんで、結構繰り返し聴くことになりそう。

さぁ、あとは来日公演の実現を!


THE FUNERAL ALBUM / SENTENCED (2005)

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GRAND MAGUS 「WOLF'S RETURN」

先日のSPIRITUAL BEGGARSでのパフォーマンスが印象深い、JB率いるGRAND MAGUSの3rdアルバム「WOLF'S RETURN」。
前2作は未聴だけど、イイね、これ。

70年代風の素材を料理しているという点で、SPIRITUAL BEGGARSとの共通項も多いけど、こっちの方がシンプルな音作りで、JBの歌がより前面に押し出されている感じ。曲調はドゥーム色が濃厚。ただ、1曲目だけ聴いたら、「これ、SPIRITUAL BEGGARS??」ってくらい似てるケドね・・・ そういう意味では、SPIRITUAL BEGGARSが好きな人なら、絶対気に入ると思う。

色んなテンポでドゥーミーな曲を演っているんだけど、JBの歌の上手さとメロディの良さのせいか陰鬱な印象は余りない。11曲中4曲がインストの小曲というコンパクトなアルバムなんで、それぞれの曲の印象も薄れることなく聴き通すことができる。この小曲の配置も結構効果的で、所々にクサビのように打ち込むことで、似たようなイメージの各曲をキチンと分離して際立たせていて、上手いなぁと感心。

ところどころ、BLACK SABBATH風のリフ、CANDLEMASS風の歌メロが登場するところは、彼らのルーツが透けて見える気がして、ニヤけてしまった。驚いたのはJBのギターの腕前。ギターソロで紡ぎだすメロディは、マイケル・アモットに負けないくらい印象的。

それにしても、このタイミングでの新譜は、SPIRITUAL BEGGARSのファンを引き寄せることができて知名度アップだね。まんまと戦略に引っ掛かってしまったけど、おかげでいい作品に出会えたよ。
Thanks, JB

マイケル・アモットの方もARCH ENEMYの新譜が出ることだし、GRAND MAGUSSPIRITUAL BEGGARSARCH ENEMY で、また来日してよ。

wolfs_return_grand_magus

WOLF'S RETURNGRAND MAGUS (2005)

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ブルース・ディッキンソンの新作全曲試聴

まもなく、新たなソロアルバム「TYRANNY OF SOULS」を発表するIRON MAIDENのヴォーカリスト、ブルース・ディッキンソン

メタル三面記事さんで、Blistering.comのリスニング・パーティと称する期間限定(5/20~22)のストリーミング配信を知り、早速チェック。アルバム丸ごとってところが画期的!

・・・で、一回聴いた感想。

こりゃ、かっこいいぞー。リフの重みや音色には現代的な味付けを感じる部分もあるものの、極めて伝統的、正統的なブリティッシュ・ヘヴィメタルといった趣。スティーブ・ハリスがちょっと味付けしたら、IRON MAIDENが演っても違和感ないんではなかろうか。
ブルースの歌唱はドラマティックな曲を、とことんドラマティックに盛り上げるし、ロイZのギターは泣いてもヘヴィに攻めても素晴らしいッ!!

オススメはリーダー・トラック"Abduction"、名曲"Tears Of The Dragon"と近い雰囲気を持つ"Navigate the Seas of the Sun"、BLACK SABBATH的暗黒面が印象的なラストの"Tyranny of Souls"といったところかな。

'94年の「BALLS TO PICASSO」が余りにも素晴らしいデキだったせいか、個人的にはその後のアルバムはあまり聴き込むこともせず、印象が薄いんだけど、今回は何度も聴くことになりそう。

しかし、アルバムをまるごと全曲、しかも発売前に聴けるとは凄い企画だ。他にもこういうのやって欲しいなぁ。

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前略 ロニー・ジェイムス・ディオ様

前略 ロニー・ジェイムス・ディオ

単刀直入に申し上げます。最新作「MASTER OF THE MOON」は退屈な作品でした。
こういう感想を申し上げねばならなくなることは承知していたので、購入をためらっておりましたが、来日公演に臨むにあたって、多少は勉強しておくのが礼儀かと思い、運良く中古盤を発見するに至り、買わせて頂きました。

リフや歌メロはもちろん、曲の展開、アルバム構成、何一つ耳を惹くものがありません。唯一の救いは、ロニー様の歌声に全く衰えが感じられないことです。来日公演では、RAINBOWBLACK SABBATH、そして初期のDIOの曲など、過去の名曲がその声で聴けるのが楽しみです。「LOCK UP THE WOLVES」を含むそれ以降の曲は封印して頂いて結構です。是非とも往年の名曲を、その力強い歌声で蘇らせることに注力して頂きたく、お願い申し上げます。

女にうつつを抜かして妙なコスプレに興じているリッチー・ブラックモア御大ですが、彼と今一度組むことが叶わぬ夢なのであれば、せめてもう少し才能のあるギタリストやソングライターと仕事をして頂けないでしょうか?ロニー様ともあろうお方が、従順なシモベを従えて、余生を自己満足のためだけに費やすのはいかがなものかと存じます。過去の偉大なる業績に泥を塗るばかりか、10数年に渡って「今度こそは」と期待している長年の愛好家から、詐欺行為と揶揄される可能性もございます。

ロニー様と同様、かなり御歳を召したロブ・ハルフォード卿は、ご存知の通り、見事な作品と共にその健在ぶりを誇示し、来日公演の反響は日本中を席巻しております。ロニー様の来日公演に足を運ぶ輩の中には、私も含め「前座と立場が逆ではないか?」と考える者が多数いると想像されます。少なくとも、お土産品の売り上げは逆転する可能性が高いと見ています。

ここで、僭越ながら提案をさせて頂きたいと思います。
この度日本公演でロニー様のサポートを努めるSPIRITUAL BEGGARSの中心人物、マイケル・アモットという若者は、古き良き時代のハード・ロックを敬愛する、才能溢れるギタリストでありソングライターです。是非一度、一緒に仕事をすることをお勧め致します。彼はすでに2つの楽団を掛け持ちしておりますが、ARCH ENEMYなる楽団の方は、次の新作がつまらなければ、存続させる必要はないと考えますので、状況次第では、そちらの強制終了を命じて頂いても結構かと思います。

それでは、その素晴らしいお声を拝聴できる日を、そして近い将来起死回生の一枚が聴けること楽しみにしております。

草々


MASTER OF THE MOON / DIO (2004)

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HURRICANE PARTY 頑張れ

英国の新星、HURRICANE PARTYのデビューEP、「GET THIS」。

新しい要素は皆無。ガッツ溢れるリフ、躍動感一杯のリズム、キャッチーなコーラスで構成された至極当たり前のハードロックが潔い。英国出身だけど、それっぽい湿り気は感じられず、なんとなく80年代の華やかな時代のアメリカン・ハードロックの雰囲気を感じさせる。

オススメは、1曲目の"Roadstar"。イントロ聴いた瞬間にワクワクするようなドライブ感。「キターーッ!!ロッケンロォーーーーッ!!」ってな気分で、自然と身体が動いてしまう。タイトルどおり、オープンカーでハイウェイを飛ばしているかのような気持ちいリフがイカす。

全5曲粒揃いの一枚で、終始力一杯押しまくる構成が実に爽快。アルバムになったらもう少し緩急つけないと飽きるような気もするけど、名刺代わりとしては魅力十分。あとはライヴのお手並み拝見かな。この手のバンドは、ライヴが命だからね。

THE DATSUNSTHE DARKNESSSILVERTIDEといったバンドと同じく、原点回帰型ハードロックの潮流を形成することになるだろうけど、THE DATSUNSTHE DARKNESSなんかの強烈な個性と比較するとアクの強さがないから、成功するにはもう少し彼らならではの"味"が必要かな。このままだと、「いいバンドなんだけどねー」という程度で終わってしまう懸念も。頑張れー!


GET THIS / HURRICANE PARTY (2004)

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THE RASMUSの"Last Walts"は名曲だ

THE RASMUSの2001年のアルバム「INTO」を聴いた。

現時点での最新作「DEAD LETTERS」は、今後かなりの頻度で聴くであろう「マイ殿堂入り」を果たしたアルバムで、せつないメロディに浸りたいときには、もってこいの一枚だった。そこで、過去の作品も聴いてみようってことで、前作を入手したわけ。

DEAD LETTERS」には劣るけど、メロディの質は十分に高く、傑作へのステップとして重要な一枚になったであろうことが想像できる好盤。

特筆すべきは、10曲目の"Last Waltz"。こりゃ名曲です。この一曲のためだけでも買う価値あり!!

アルバムのラストを飾るに相応しいドラマチックなミドルテンポの曲。静かに始まる導入部から悲壮感全開のメロディ。んでもって、極め付けがサビに入る前のテンポチェンジ。一瞬テンポを緩めて、パッと元に戻すところが、胸を締め付けるようなせつなさを演出していて、聴いてるだけでホントに胸が苦しくなるような気がする。その息苦しさを開放するかのように、続くサビの歌メロは号泣必至。後半では、「泣けーっ」とでも言うかのような演奏が、それをさらに煽る。こりゃ、たまりませーーんっ!!

他の曲も良い出来なので、「DEAD LETTERS」が気に入った人には必携の一枚です。


INTO / THE RASMUS (2001)

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中近東メタル? ORPHANED LAND

日本で紹介されていないバンドの中には、まだまだ逸材が埋もれていることを実感。

イスラエルのバンドであるORPHANED LANDPARADISE LOSTの2005年のツアーでサポートを努めるとの情報を見て、初めてその名前を知った。公式サイトで試聴したらもっと聴きたくなり、最新アルバム「MABOOL」を早速購入。どうやら3rdアルバムで、宗教を題材にしたコンセプトアルバムらしい。

イスラエルと聞いて誰もが想像するであろう中近東サウンドを織り込みながら、デスボイスとクリーンボイスを使い分け、時々女声コーラスも交えて展開するミドルテンポ中心のサウンドは、メロディアスでドラマッチック。デスボイスは太い声で静かに吼えるようなタイプだけど、声以外はデスメタルの要素は皆無で登場する場面もそれほど多くない。クリーンボイスのパートは、声質といいメロディといい、肩の力を抜いたBLIND GUARDIANに聴こえなくもない。
リードギターの紡ぎだすメロディの扇情力は一級品で、意表を付く展開やテクニカルなフレーズを繰り出す場面はDREAM THEATER的であったりもする。

その上、ストリングスや、アコースティックギター、ピアノも飛び出したり・・・と、あまりに色んな要素を詰め込みすぎて、ちょっととっ散らかっているような気がしないでもないけど、じっくり繰り返し聴いてみたいと思わせる。
PARADISE LOSTのサポートということだけど、ゴシックな要素はホンの味付け程度。

初めて聴いたときは、前半で中近東メロディの特異性にばかり耳を奪われてしまうけど、物語のクライマックスとも言える後半が聴きもの!嵐や洪水を表現する効果音を織り交ぜながらのドラマチックな展開は、凄まじく感動的!歌詞を読んでストーリーを理解してみたいゾ。

しかし、なぜこれが日本で紹介されないわけ?? おかしいよ。絶対おかしいッ!! 日本のレコード会社は何をやっているのか?どこぞのバンドの2番煎じ、3番煎じを見つけるまえに、やるべきことをやってくれ。

ドラマチックなへヴィ・メタルが好きな人で、中近東メロディに抵抗のない人なら必聴です。絶対買うべし!!


MABOOL / ORPHANED LAND (2004)

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RAMMSTEIN の衝撃

衝動買いしてしまった・・・RAMMSTEINの来日公演チケット。

本国に大幅に遅れてリリースされた新作、「REISE, REISE」の日本盤についているオマケDVDでライヴの映像見たら、いてもたってもいられなくなり、イープラスで即プレオーダー。

RAMMSTEINは、不気味なアートワークに引き寄せられるように買った前作「MUTTER」で存在を知った。陰鬱で重苦しいながらもキレの良い音像、ゴシックの香り漂う退廃的なメロディに、ドイツ語独特の発音がハマリ過ぎていて、頭をハンマーで押し潰されたような、ヘンな衝撃を受けた。ドイツ語のロックといえば、それまでNENAしか知らなかったけど(って古すぎ?)、へヴィ・ロックをやるにはドイツ語が一番だゼッ、と思わせるような説得力を感じてしまったりも・・・。

ライヴが凄いとは聴いていたけど、今までは文章で読んだり写真で観る程度だったので、どうもピンと来てなかった。それが今回映像を見た途端しばし呆然・・・。

エッ??こんなのクラブチッタで再現できるのか??ホント??
っつーか、こんなのあの会場でやられたら客の命が危ないゾ・・・。
いやいや、例え大幅にスケールダウンしていたとしても、体験せねばッ!となったわけ。

今回のライヴ、ショーケースだそうでチケット代が若干低めに設定されているんだけど、日本では知名度が低いということなのだろうか?ドイツ語ってことで、とっつきにくいのかも知れないけど、ドイツ語が必然と思わせる音なんだよね。もっと人気出て欲しいね。

肝心の新作「REISE, REISE」は前作に比べると、基本路線のアクの強さはそのままに、インダストリアル色が若干薄れた感じ。少しだけ体温の温もりが感じられるような、生身の人間が演ってるなーと実感させる音になっている。
ドイツ語だからこそ、改めて訳詞を読んでみたりすると、アメリカの不条理な行動を痛烈に皮肉った"Amerika"や、自分を食べてくれるよう広告を出し、実際にその相手を見つけてしまったという猟奇的な事件をネタにした"Mein Teil"など、音だけでなく歌詞も陰鬱な雰囲気満載で興味深い。

ただあの映像を見ちゃうと、音楽だけで語る対象ではなく、ライヴを観てこそのバンドだなぁという気がする。もちろん音だけでも十分個性的なんだけどね。


REISE, REISE / RAMMSTEIN (2004)


MUTTER / RAMMSTEIN (2001)

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QUEENSRYCHE 「OPERATION:MINDCRIME」

たまに無性に聴きたくなる”マイ殿堂入りアルバム”ってのがあるんだけど、QUEENSRYCHEの「OPERATION:MINDCRIME」はその中の1枚。'88年の彼らの最高傑作で、リリース当時は一日に何度も繰り返し聴いた思い出がある。

・・・・というわけで、久々に聴いてみた。

いやぁ~ホント非の打ち所のない完璧な作品です。

一枚聴き通した後の満足感はもの凄い。精密機械の如くすべての曲、音、歌がバッチリと組み上がっている世界は、何度聴いても感動。へヴィ・メタルの世界だけでも数多くのコンセプト・アルバムが存在するけど、このアルバムを超えるものは過去にはもちろん、これから先の未来にも存在しないのではないかと思う。

曲間にストーリーをイメージさせるようなSEを挟みながら繰り出される曲の数々は、映像が目に浮かぶような強烈なインパクトを持った名曲揃い。コンセプト・アルバムではあるものの、トータルとしての整合性だけを追求するのではなく、一曲一曲を単独で取り出しても十分過ぎる輝きを持たせていることが、このアルバムをさらに強力なものにしている。だから自然に集中して聴いてしまい、いつの間にか一音たりとも聴き逃すまいと必死になっている自分に気づく。このアルバムをBGMとして聞き流すってのは不可能だね。

今年の冬には、「OPERATION:MIDCRIME Ⅱ」(仮題)をリリースするらしいけど、果たしてこのアルバムを超えることができるんだろうか?いろんなバンドの復活や原点回帰の潮流が見られる中、最近の作品ではお世辞にも成功しているとはいい難い彼らがこうした戦略をとるのは、ちょっとあざとい感じがしないでもないけど、いい作品ができるなら大歓迎。実力を見せて欲しいな。


OPERATION: MINDCRIME / QUEENSRYCHE (1988)

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DREAM THEATERの「魔力の刻印」

DREAM THEATERYETSEJAM RECORDSからリリースしている、"THE OFFICIAL BOOTLEGS"なる一見矛盾したタイトルのシリーズ。デモやライヴを音源とするCDで、店頭での販売はなく、YETSEJAM RECORDSのサイトでの通販のみなんだけど、この度新たにリリースされた「NUMBER OF THE BEAST」を注文し、待つこと3週間。無事我が家に到着した。

これは、IRON MAIDENのアルバムを丸々再現した2002年のライヴを収録したもので、2004年来日時の大阪公演でもセットリストに組み込まれていた。ちなみに、METALLICAの「MASTER OF PUPPETS」を丸々再現したライヴ音源も過去にリリースされている。

当たり前のことだけど演奏は全く問題なし。他人の曲をここまで完璧に再現する力量には「さすが」と言うしかない。ただ、「MASTER OF PUPPETS」の時にも感じたけど、ジェームス・ラブリエの声はこういう汗臭い声を必要とするバンドの音には合わないと思う。ブルース・ディッキンソンの声に比べて明らかに迫力不足。"Hallowed Be Thy Name"の「おーおーおーおーおーー♪」なんか、線の細いハイトーンボイスでやられても、今ひとつ盛り上がらないわけで・・・

細かいことを言うと、ツイン・リードを活かしたフレーズがどうしても再現できないところに、ちょっと物足りなさが残り、IRON MAIDENを選択したのは失敗だったかも・・・と思わせてしまう。METALLICAの場合、リードとリズムという役割がはっきりとしたツイン・ギターなんで、あんまり違和感がなかったんだけど、IRON MAIDENとなると無理が生じているような。

ただこの企画の場合、録音されたものを後で聴いて、ああだこうだ言うものではないので、文句を言うのは野暮だね。先の苦言は無意味な独り言にすぎません。その場で体験していたら大興奮間違いなしだったろうし、面白い企画なんで今後も続けて欲しいな。つまらないトリビュート盤より、遥かに完成度高いです。

次はどんなバンドがいいかなー?。BLACK SABBATHの「HEAVEN AND HELL」なんてどうだろ。


OFFICIAL BOOTLEG:THE NUMBER OF THE BEAST
/ DREAM THEATER
(2005)


OFFICIAL BOOTLEG:MASTER OF PUPPETS
/ DREAM THEATER
(2004)

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THE*GA*GA*S デビューアルバム

THE*GA*GA*Sは、THE WiLDHEARTSの前回来日時に前座を務めた英国のバンド。ベースのトシは、ダニーの代役としてWiLDHEARTSのステージに立ったこともある。

このGA*GA*S、そのWiLDHEARTSの前座でのパフォーマンスを観たんだけど、一回聴いただけで印象に残るキャッチーな曲、カッチョいいパフォーマンスに、一発で気に入ってしまった次第。以来、アルバムの発表を心待ちにしていたんだけど、2月にデビューアルバム「TONIGHT THE MIDWAY SHINES」をリリース。この度やっと手に入れて、聴くことができた。

ライヴで印象に残っていた曲、"Sex"、"Left Of Centre"、"Replica"、"Swallow Me"、"Breaking America"、"The Real World”は、あれ以来聴いていなかったにも関わらず、しっかりと記憶に残っていた。やっぱり素晴らしい!アルバムの中でも光っている。特に"Left Of Centre"、"Swallow Me"、"The Real World"の流れるようなコーラスは、気持ちイイのなんの。

だが、しかーし!残念ながら、それ以外の曲がイマイチなんだなぁ。待ち焦がれている間に、期待が膨らみすぎてしまったか・・・
ま、それでも1stアルバムとしては十分な水準でしょう。WiLDHEARTSの前座での姿を見てファンになった人も多いはずだし、是非日本でのデビューも果たしてほしいな。

ちょっぴりへヴィなリフに憂いを帯びたメロディで、音自体はオーソドックスなハードロック。BACKYARD BABIESからパンク風味を取り去って、若干線を細くした感じかな。先に挙げた曲だけでも十分買う価値ありなので、是非一聴を。公式サイトで試聴もできます。


TONIGHT THE MIDWAY SHINES / THE*GA*GA*S (2005)

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SPIRITUAL BEGGARS聴くべし!

SPIRITUAL BEGGARSの「DEMONS」。
この濃密さは何だ!恐ろしくなるほどの完成度ではないか!!
毎回前作を上回るレベルの作品を生み出すマイケル・アモットの才能には、ただただ感服するのみ。これがARCH ENEMYと同時進行でできてしまうところも凄い!!

前作「ON FIRE」から参加のJBは相変わらず上手い。咆哮のごとき迫力のある歌声にも、デビッド・カヴァデールばりの艶っぽい歌声にも、惚れ惚れする。

すべての楽器・歌がものすごい密度で襲い掛かり、鼓膜を圧迫する。あまりに情報量が多すぎて、音に溺れそうになるけど、決してグチャグチャにならず、各メンバーの個性がイキイキと表現されているから、どの音に注目して聴いても楽しい。だから何度聴いても飽きない。それぞれの音が完璧ともいえるパワーバランスでまとまっている様子は、ホント驚異的。これがライヴでも再現されるのかと思うと、今からワクワクしてしまう。

70年代ハードロック風味の素材を、気が遠くなりそうなほどへヴィな音で再構築した楽曲は、どれも印象的なリフ、メロディ、展開を持った極めてキャッチーなもので、要所要所で挟み込まれるマイケルの叙情的なフレーズも印象的。マイケル曰く「アナログ・テープを使ったライブ形態の録音」のせいか、ちょっとノイジーな感じもあるんだけど、それが丸みというか温かみを感じさせて、実に心地良くてクセになる。

オススメは、オープニングのインストに続いてアップテンポな曲調で聴き手をぐいぐいBEGGARSワールドに引きずり込む2曲、「Throwing Your Life Away」、「Salt In Your Wounds」と、これでもかと言うぐらいキャッチーな「Treading Water」といったところか。
個人的には、現時点で今年のベストアルバムに踊り出たぞ。前回見逃したライヴ、今回は絶対観たい。祈!来日!!

初回盤は前回の来日公演を収めたボーナスCD付き。まだ買ってない人は、ショップに走るべし。ハードロックファン必聴の一枚ですゾ!


DEMONS / SPIRITUAL BEGGARS (2005)

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THUNDER 起死回生の逆転ホームラン!

最高傑作と言っても過言ではないでしょう。
THUNDERの7枚目のアルバム、「THE MAGNIFICENT SEVENTH」である。ハードロック然としたガッツ溢れる音に大きく振ってきた。素晴らしい!の一言。

5thアルバム「GIVING THE GAME AWAY」はロックではあっても、もはやハード・ロックではなかったが、作品を重ねるごとに渋みを深めてきた彼らの最終形とも言える傑作だったと思う。ブリティッシュ・ロック魂の継承者として円熟を極めていく姿を楽しみにしていた私にとって、解散は無念だったけど、あのアルバムの後に続くべき音は想像できなかった。喜ぶべき再結成第一弾「SHOOTING AT THE SUN」が、何とも中途半端な印象の薄い作品だったことに対して大きな落胆がなかったのは、「やっぱりね」という思いが強かったせいだろう。来日がなかったこともあり聴き込むこともせず、この時点でTHUNDERは私にとって終わったバンドになりつつあった。

そこへこのアルバムだ! 起死回生の逆転ホームラン。一枚聴き通した後には、スタンディング・オベーションでもしたい気分になった。

名曲"River Of Pain"を思わせる、"The Gods Of Love", "Amy's On The Run"、"Fade Into The Sun"。いかにも英国的な湿り気を持ったキャッチーなメロディを、THUNDER史上最高にへヴィな音に乗せたこれらの曲には、鼓動が高鳴り自然に身体が揺れ、鳥肌が立つ。ライヴで聴くのが楽しみだ。
静かに始まり途中でハードに展開する彼らの王道パターンともいえる、"Together Or Apart"にしても、ハードなパートはホントにへヴィに仕上がっている。ルークも弾きまくりで、ステージでのあの苦しげな表情が目に浮かぶよう。

こんな名盤を引っ提げての来日公演。彼らには、心から「お帰りなさい」と言えそうだ。

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THE MAGNIFICENT SEVENTH / THUNDER

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GIVING THE GAME AWAY / THUNDER

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OVERKILLはスラッシュメタル版AC/DCだ

OVERKILLの14枚目のアルバム「RELIXIV」。
ボビーの声とD.D.のベースを聴けば一発でOVERKILLの音だと分かる個性は不変。やつら、ホントに歳とってんのかね? とてもデビューから20年経っているとは思えない気合の入りようだし、長年の経験を経て若い時よりも強力になってるんじゃないか?

このアルバムを聴いて真っ先に思い浮かべたのが、AC/DC。バンドのアイデンティティを絶対に崩さずに、一定水準以上の作品を作り続ける姿は、まさにスラッシュメタル版AC/DCでしょう。尊敬の念すら感じてしまう。そう思ってライナーノーツを読んでたら、本人たちも「バンドの在り方としては、AC/DCMOTORHEADRAMONESを尊敬している」と発言しているらしい。できてますよ、あんたたち。ホントすげーよ。

肝心の内容だけど、リフはいちいちカッコイイし、ギター・ソロもメロディアスで気合が入っている。何より、ボビーの高回転で回るエンジンのような声と、鉄パイプをコンクリートに叩きつけているかのようなD.D.のベースには、惚れ惚れする。個人的なお気に入りは、”Play The Ace”で、後半の加速は鳥肌モノ。果たして何枚売れているのか分からないけど、日本盤が毎回出ているところを見ると、根強いファンがいるんでしょうな。新しいファンが増えることはないのかもしれないけど、こういう品質の良い作品を届けてくれる限り、離れていくファンはいないハズ。

先日は"THRASH DOMINATION 04"で来日したようだけど、アルバム出す度に毎回単独で来てもいいんじゃないかな。まだ生で観たことないから、是非観たい。・・・ただ、こっちの体力は明らかに衰えてるんだけどね(苦笑)

OVERKILLといえば、3rd「UNDER THE INFLUENCE」、4th「THE YEARS OF DECAY」が私のお気に入り。パンクやハードコアの影響を受けたアグレッシブな曲もあれば、IRON MAIDENが引き合いに出されるようなドラマティックな曲、メロディアスな曲もあったりして、所謂「スラッシュ」のイメージとは若干違うと感じる人もいるかもしれない。今聴いてもドキドキするような名盤。

そだ。買ったまま封も開けてなかったDVD「WRECKING EVERYTHING」、観てみよっと。


RELIXIV / OVERKILL


UNDER THE INFLUENCE / OVERKILL


THE YEARS OF DECAY / OVERKILL

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PARADISE LOST イイです!

10枚目にしてバンド名をタイトルに冠したPARADISE LOSTのニュー・アルバムを聴いた。

イイ! 暗黒のロックが本来の姿に戻ってきた。
ドラムやギターの音がへヴィ志向に戻り、怪しげなリフもカッコイイ。メロディもアレンジもドラマティック。あくまでもHR/HMの範疇でゴシックを体現していた「DRACONIAN TIMES」時代の音に近い。ここ数作と同じく力を抜いた歌唱も相変わらず目立ち、ニックの歌に”苦悩の叫び”とも言うべきシャウトを期待している身にとっては、若干物足りない気がするが、"Redshift"や"Forever After"、"Over The Mountain"など、当時の雰囲気に近い曲も多い。

前作「SYMBOL OF LIFE」では、何か新しいことをやろうとして空回りに終わっているような感じだったが、ストリングスの導入など新たな試みを行いながらも、バンドのアイデンティティをもう一度見直したかのように、芯がしっかりとしている。自らのバンド名をアルバム・タイトルに持ってきたことには、そういった意味もあるに違いない。アートワークも「DRACONIAN TIMES」に勝るとも劣らない強烈なイメージだし、「やっぱり、PARADISE LOSTはこうでなきゃ!」と思わせる。

EVANESCENSENEGATIVETHE 69EYES等で、ゴシックな世界に興味を持った方は是非一聴を。「DRACONIAN TIMES」も忘れずに。必聴盤ですぞ。

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PARADISE LOST / PARADISE LOST

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DRACONIAN TIMES / PARADISE LOST

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JUDAS PRIEST万歳!

というわけで、遅ればせながらJUDAS PRIESTの「ANGEL OF RETRIBUTION」について語ってみたいと思う。

完全に従来のファンに迎合してきたなという感想。ただし決して悪い意味ではなく、私も含め誰もが望んでいた姿だったわけで、むしろ喜ばしいという意味でだ。昨今の若いバンドから得られるような過激な刺激があるわけではないが、円熟を極めたへヴィ・メタルを感じることができる。
TMQ-WEBで、とみぃさんがおっしゃっている通り、「あーメタルってやっぱいいなー」ですよ。ホント、その言葉につきると思う。大賛成。

1曲目は"Painkiller"のような強烈な一撃を期待していたが、そんな期待を焦らすようにして始まるテンポ抑え気味の"Judas Rising"。まさに地獄から這い上がって来るかのような序曲だ。
そして"Deal With The Devil"へと続く。ここで、もう「メタル・ゴッド、バンザーイ!」だ。「SCREAMING FOR VENGEANCE」や「DEFENDERS OF THE FAITH」時代の匂いに、自然とコブシを握り締め、頭が前後に揺れてしまったし。
"Revolution"や"Wheels Of Fire"は「BRITISH STEEL」を思わせるイメージ。若干面白みに欠ける展開ということもあり、個人的には評価が低いが、往年の彼らにはこうした曲も多々あったと思う。
"Demonizer"・"Hellrider"あたりは、リッパー時代の延長上にある曲だろう。しかしロブの歌で「PAINKILLER」時代に引き戻しているような印象。さらに注目は、いずれもギターソロがカッコよすぎること。
地味さでは"Worth Fighting For"も初めて聴くと物足りない気がするが、何度も繰り返し聞いているうちにクセになるようなスルメソングだ。雰囲気は"Desert Plains"といったところか。同様に抑えた曲調の"Angel"は、かつての"Before The Dawn"や"Beyond The Realms Of Death"といった曲を想起させるが、これらの曲にはベテランならではの深みを感じるし、アルバムの中でいいアクセントになっている。
極めつけは"Lochness"だ。13分以上もある大作に、聴く前は「退屈だったらどうしよう」という不安があったが、まったく問題なし。むしろ、新たな名曲の誕生と言ってもよいのではないか。悲壮感漂うサビのフレーズには、心臓を握り締められるような思いで胸が苦しくなるほどだ。是非ライブで聴いてみたい。

いろんな人が、いろんなところで言っている通り、まさに歴史を総括するかのような内容。その表現にはうなずくしかない。

さらに言っておきたいのは、全10曲という点。CD時代になってから、大多数のバンドが作るアルバムは収録曲がやたらと多くなり、不要とも思える捨て曲のせいで全体の印象が悪くなることも多かった。すべてが名曲・佳曲なんて奇跡に近いわけで、だったらイイ曲だけに絞りこんで何度も聴きたくなるような作品にすべきだと思う。アナログ時代は、「A面の最後のあの曲」とか「B面の1曲目で雰囲気が変わるんだよね」とか、曲の配置されている面や位置が意味を持って、それぞれの曲の印象と結びついていたと思うし、今でもCDを聞くときは、前半・後半に無意識に分けて曲の配置を捉えてしまっている。しかし、それもせいぜい12曲位が限度で、それを超えるとそれぞれの曲の印象が希薄になる一方だ。このアルバムは、そういった点で、アルバム全体の印象を強烈に残したまま聴き終えることができるから、もう一回聴きたくなる。

さあ、5月の来日公演が楽しみだ。ここまで期待に胸を膨らませるライヴは久しぶり。私は、横浜公演に行きますぞ。


ANGEL OF RETRIBUTION / JUDAS PRIEST

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