IRON MAIDEN @東京国際フォーラム(10/28)
賛否両論必至の「A MATTER OF LIFE AND DEATH」の完全再現となった、IRON MAIDENの来日公演。東京国際フォーラムに行ってきました。
今回のツアーは、予習の度合や新作の好き嫌いによって、評価が両極端に割れるのではないだろうか。新作に伴うツアーなのだから、ある意味これこそがあるべき姿なのかもしれないし、新作が気に入っている身にとっては大歓迎だったんだけど、いざその場で体験すると、複雑な気分。完全再現後に披露された名曲の数々があまりに素晴らしすぎて、もっといつものヤツが聴きたくなっちゃったりも・・・
曲間で拍手や歓声が大きくなるし、煽りに手拍子で応じたりするものの、なんせアルバムの内容が内容だけに、"完全再現"タイムの演奏中は、客席もどことなく重たい雰囲気。決して盛り上がっていない訳ではないんだけれど・・・
いやいや、"完全再現”素晴らしかったっす。こんなこと今回のツアーでしか体験できないわけで、一音も聴き逃すまいと、必至に聴き入ってしまった。「A MATTER ~」が極めて重厚な作品であることを、改めて思い知らされた至福のひととき。
しかし、その余韻を一瞬にして吹き飛ばしたのは"Fear Of The Dark"のイントロ。重圧から開放されたかのような爆発的な盛り上がりは凄いの何のって。待ってましたとばかりに、はじけるファン。会場の熱気が一気に高まる。「おおーおー、おーおーおーおーお」の歌声もデカい、デカい。
続く"Iron Maiden"で本編終了。アンコールでは、"2 Minutes To Midnight"、"The Evil That Men Do"、"Hallowed Be Thy Name" この超名曲5連発が、その前に"完全再現”があったことすら忘れさせてしまう。ヘヴィメタルを代表する数々の名曲を生み出してきたバンドの姿に、後光すら見えてくる。
ところどころ、ブルースの声が出ていない部分があったり(ラジオの情報によると空調の問題だったらしい)したものの、演奏は当然のように完璧。エンタテイメント性溢れるステージセットも、冷静に見れば子供だましかも知れないけど、相変わらず素晴らしい。何か出てくるだろうとは予想していても、エディの乗る戦車が出てきたときには子供みたいに大興奮しちゃったよ。
懐メロバンドではなく、今なおシーンを牽引するヘヴィメタル・バンドであることを見せ付けたという意味でも、素晴らしい内容だったと思う。毎回、こういう構成でもいいかもねぇ。
え? ローレン・ハリス? 気がついたら居眠りしてて、全然聴いてなかった・・・(汗)







Comments
>あだちんさん
エディは出ると分かっていても、いざ登場するとバカみたいに大騒ぎしてしまいます。視覚的な部分も彼らのライヴならではの楽しみで、プロフェッショナルなエンタティナー魂には頭が下がります。
>蛇メタ愛好家さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
"完全再現"は、新作に対する自信の表れでもあり、現役バンドとしての意地でもあり・・・ということだと理解しています。一方で今回の構成では、過去の数々の名曲がとてつもなく高レベルな逸品であることも、浮き彫りになり、改めて感動してしまいました。理性がぶっとぶのも当たり前かと。
Posted by: BarRamEwe | 2006.10.30 at 23:36
はじめまして。記事を読ませていただいたのですが、つい書かせていただきたくなりました。
私も25日の武道館に行ったのですが、同じ構成だったようですね。
予習を全くしなかったのですが、このアルバムのツアーの本来の目的であろう前半部分もそれはそれで楽しめたと思います。やはり、同じように後半の「名曲」が並ぶと、理性とでも言うようなものがぶっとんでしまったのですが。。。
このツアーの目的のアルバムは丸ごとやるぜ、とブルースが宣言していた(と思います)のが、帰ってかっこよくて改めて凄いなぁと思いました。
Posted by: 蛇メタ愛好家 | 2006.10.30 at 23:13
新作の再現は素晴らしかったですね。「途中で中だるみしたよ」なんていう意見が武道館の公演でも聞こえたのでちょっと心配だったのですが、そんな中だるみの様子は、少なくとも俺の廻りには、なかったようです。
巨大エディ君の大暴れも楽しかったし、音楽だけではなく視覚的な面でも充分に満足出来るLiveだったのではないかな。
Posted by: あだちん | 2006.10.29 at 21:46
>ファランさん
新作に否定的なファンや、初体験のファンは辛かったことだろうと思います。"マンネリ"と"革新"が見事に両立されている姿を見て、誰も真似できない高みにたどり着いたのではないか・・・そんなことを感じたライヴでした。
Posted by: BarRamEwe | 2006.10.29 at 21:36
メイデン行かれたんですね。うらやましいです。レポートを拝見して、思わず興奮してしまいました。
新作は傑作だと個人的に思ってますし、それをまるごとやったメイデンには拍手を送りたいです。決してヒット・パレードとしない姿勢に、現役バンドとしてのプライドが見えるようです。
一方、"Fear〜"がはじまった途端に盛り上がるファンの気持ちも分かります。特に新作に否定的なファンは尚更ですね。
いずれにせよ、参加した方達はメイデン史上二度とないであろうアルバム完全再現という歴史的な瞬間に立ち会ったのではないでしょうか。
Posted by: ファラン | 2006.10.29 at 10:45